整理番号 | 1032 |
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識別番号 | 144-J-1 |
見出し | 感激の握手 |
ふりがな | かんげきのあくしゅ |
ふりがなの有無 | なし |
作成組織 | F |
使用言語 | 日本語 |
絵の色 | 黒 |
絵柄 | あり |
紙の色 | 白 |
写真 | なし |
本文 |
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【ビラ本体画像1】 感激の握手 【ビラ本体画像2】 蘇聯の對日戰参加は日本國民にとつて日本が遂に全世界の陸軍を相手に絶望的抗戰を餘儀なく繼續しなければならぬ羽目に陥つたことを意味する。 露西亞を一擧に席巻せんとしたあの精鋭を誇りし獨逸軍及其の猪突的進攻作戰の主魁者たる彼の軍國主義者ヒットラーの末路は諸君の良く知る處であらう。即ち東部戰線に在りし全獨逸軍も西亞東欧の豪、蘇聯の反攻に際會して結局は殲滅の憂目に會つたと云ふ事も諸君の腦裏に深く刻み込まれた事實である筈だ。 苦戰敢鬪數年、遂に獨軍制覇の偉業を確立した蘇聯軍も歐州戰の終焉に伴ひ現在迄遥かに戰前に優る數的、質的陸軍武容を回復充實し遂に對日聯合戰線に一役買つて出たのである。 聯合國の全面的日本進攻作戰を目前に控へそれに伴ふ日本の必然的なる徹底的壊滅を前に日本國民の採るべき途― 即ち美しき祖國日本を惨憺たる戰禍より未然に救ふ唯一の途が何であるかと云ふことも諸君は良く知つて居る筈だ! |